妻と、ささいなことが積み重なり、揉めて、年甲斐もなく、家出した。行き先は92歳の母親のアパートだ。日頃は妻からの文句に、叱られてもっともだと言い聞かせているのだが、今日は制御できなかった。激高はしないが、我慢が限界となった。始めて、親に電話した。今までも妻と何度も揉めたが、親に電話する事はなかった。しかし、今回は説明し、しばらく、泊まりたいと伝え了解をそのときはえた。

家出の前に、何度も、思いとどまるように念押しさるたが、そのまま、荷物をまとめて、バスにのった。

まったく我慢がなかった。激昂していない。

今日は、親戚がきたり、家具の搬入が、予定されていたが、全部、ほったらかしで、でてきた。

途中で、母親から思い止まって戻れと、2度ほど、警告されたが、目的地である母親のアパートに行きたいと繰り返した。続く。